屋根の雨漏り修理はパターンによって異なります

屋根の雨漏りのパターンは屋根の素材によって異なります。従来からある瓦、軽量鋼板、コンクリート素材の陸屋根と浸水パターンが異なります。瓦の場合、築年数の経過により瓦のズレや劣化による雨漏りが発生し、軽量鋼板の場合、繋ぎ目部分のコーキング痩せという原因が多く、コンクリートの陸屋根の場合、クラックからの雨漏りが多いです。瓦の入れ替えは範囲により異なりますが、意外に費用が高いです。

近年、流行りの軽量鋼板の場合、張り替え費用は瓦よりも安く済みますが、錆に強く軽量な素材ほど高くなります。ルーフィングという防水材を敷き、その上から軽量鋼板を貼り付けコーキング処理で浸水を2重にブロックします。コンクリートの陸屋根の場合、浸水止めを注入しクラックを埋める作業から入り、その上に浸透性プライマーを塗布してから防水塗料を重ねて塗ります。防水シートを貼り付ける方法もありますが、劣化時にシートの隙間に水が入り込むとシートが浮き上がり、逆効果となるのであまりお勧めはできません。

さらに張り替え手間もかかります。コンクリートの場合、浸水が内部の鉄骨や鉄筋に至ると、耐久性を著しく損なうため、早期で対処しなければいけません。浸水により鉄骨や鉄筋に錆が生じるとクラックは次々に発生します。コンクリート住宅の雨漏り修理は調査を含める総工費がもっとも高いでしょう。

いずれにしても費用負担が大きいことから、費用や工法の比較をするため複数の業者から見積もりを取りましょう。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です