雨漏りは発生すると生活に大きな被害が及ぶと言うイメージがあります。また、雨が降っている時にしか現象が確認できないため分かりにくいことも素人を不安にさせる要素です。そのため、業者に雨漏りの危険があると言われると信じてしまう恐れがあります。家は建ててから数年すれば汚れたり、劣化したりして見た目が変わります。
だからと言って、機能が損なわれているわけではありません。外観よりもしっかりとしていることがほとんどです。それでも業者によっては見た目の悪さから雨漏りの危険があると不安を煽り、必要のない工事を請け負うことがあります。素人では判断できないため工事前も工事後も真相がわからないままという状態になります。
不必要な工事を避けるためには業者のアプローチを注意する必要があります。屋根などは風雨にさらされているため劣化が激しい所です。だからと言って見た目だけで判断することはできません。一度も屋根に上ることなく外観を見ただけで工事の必要性を主張するような場合は注意が必要です。
築年数だけで判断するような場合も同じく注意が必要です。また、もし屋根を確認している場合でも、真相はわかりません。全体の修繕は不要で部分的な補修で済む場合もあります。1つの業者に任せるのではなく、必ず複数の業者に見積もりをお願いして比較検討することが重要です。
場合によっては日本住宅工事管理協会などの第三者の立場での調査も活用して工事の必要性を確認した方がいいでしょう。